2019年04月25日
あまみのさくらねこ病院閉院のお知らせ

うがみんしょうらん!
今日はちょっぴり寂しいお知らせとなります。
2018年8月に開院した「あまみのさくらねこ病院」は、2019年6月30日をもって閉院することとなりました。
病院の目的であった、奄美大島のノラ猫の不妊手術を90%終了することが達成されたための閉院決定です。
あまみのさくらねこ病院は、多くのボランティアさんの協力がなければ続けることは不可能でした。
毎日病院に通ってサポートしてくださった皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
6月30日まではノラ猫、飼い猫ともに無料で不妊手術をいたします。
あと2か月余りの期間とはなりましたが、手術がまだの猫さんがいましたら病院に連れてきてください。
<予約から手術まで>
お電話で予約!
当日の朝、持ち込みも可能な限りお受けします。(9時から11時)
予約を優先しますので、予約なしの当日持ち込みされる方は、場合により、別の日の手術となりその日は持ち帰っていただくか、入院になる場合があります。
診療内容:不妊手術( )3種混合ワクチン ノミよけ薬
1、手術前日までにお電話で予約をお願いします。(完全予約制)
TEL:0797-57-1215(電話受付時間 平日9:00~18:00)
<あまみのさくらねこ病院お休みのお知らせ>
5月
8(水)9(木)10(金)25(土)26(日)27(月)
6月
5(水)6(木)7(金)22(土)23(日)24(月)
以下、どうぶつ基金からのあまみのさくらねこ病院閉院に向けての正式発表文を掲載いたします。
あまみのさくらねこ病院閉院のお知らせ
「あまみのさくらねこ病院」は、平成30年8月の開設以来、奄美大島の猫に無料の不妊手術を提供して参りましたが平成31年6月30日をもちまして閉院することになりました。
閉院の理由は以下の通りです。
奄美大島全体のノラ猫の90%は不妊手術を終えることができた
●奄美大島ねこ対策協議会では奄美5市町村に推定5000-10000頭のノラ猫が生息していると公表していました。
「ノラ猫が山中に入りノネコとなる」という理由から、5市町村でノラ猫のTNRを計画していますが、予定手術数は1年で約1000頭です。ノラ猫の生息数が推定通りならば、10%ほどのノラネコに不妊手術を施しても、猫減少効果はありません。TNRにより猫を減少させるには70%の猫のTNRを継続的に行う必要があります。 そこでノネコの発生源でもあるノラ猫をTNRによって減少させるために、どうぶつ基金では奄美市内に年間1万頭の手術が可能な無料不妊手術病院「あまみのさくらねこ病院」を設立しました。
●猫の生息数は、行政の発表よりもはるかに少なかった。
仮に奄美市内に6000匹のノラネコが生息しているとすれば20匹のノラ猫コロニーが300カ所必要です。「あまみのさくらねこ病院」を運営する中で、日々ノラ猫の情報は入ってきますが、奄美市内に20匹以上の未手術のノラ猫コロニーはありません。このことからも奄美市内のノラ猫数は大幅に少ないと考えられます。
2018年5月の会談で行政(奄美大島ねこ対策協議会)は、どうぶつ基金からの質問に「奄美市のノラ猫の推定頭数7000頭はメッシュ調査によって算出した」と答えていました。
しかし、11月の会談でそれが、虚偽答弁であったことを認めました。そして実際には、「ノラ猫の推定頭数は、市に登録している飼い猫の数の2~3倍ということで5000~7000と算出していた。しかも5年前の数値。」と答えました。ノラ猫の推定数が、飼い猫登録数の2~3倍になるという根拠は全くありません。実際の奄美市のノラ猫の数は5000~7000頭よりもかなり少ないと思われます。
二転三転する説明に対して、私たちは2019年2月奄美市に対して情報公開請求を行いました。
公開されたデータ「奄美市奄美市ノラネコ推定生息数算出」を見ると、奄美市内の名瀬地区の中でも、ノラ猫の密集地帯のノラ猫数から生息密度を出して、奄美市の全体面積にかけたもので、意図的に生息数を多く見せようとしたことが明白です。
●アマミノクロウサギの生息数はこれまでの環境省の発表よりもはるかに多かった。
環境省はこれまで、アマミノクロウサギの奄美大島での推定生息数について、2003年度時点で2,000~4,800頭としてきました。今回の管理計画策定にはこの生息数が用いられており、2015年時点で既に同省が把握していた推定生息数16,580~39,780頭(朝日新聞)は全く配慮されていません。一方で2003年から2015年の12年間、環境省の奄美大島におけるノネコ捕獲モデル事業で捕獲したノネコの数は2012年7頭、2013年6頭に過ぎないという事実から、猫がアマミノクロウサギの生息にとって全く脅威になっていないことが明証されました。
以上のことから総合的に判断して、奄美大島のノラ猫はほぼ完了し、無料病院としての役目は終えたと判断しました。未手術の猫はまだ島内にわずかに生息していますが、5市町村が行うTNRでカバーできると判断しました。
最後に、あまみのさくらねこ病院開設、運営にあたり、ご支援ご協力をいただきました皆様に、心より感謝いたします。
公益財団法人どうぶつ基金 理事長 佐上邦久
あまみのさくらねこ病院 院長 山口武雄
プロジェクトリーダー 足立萌美
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